リフォーム施工例
鹿児島市:雨漏れの原因は??瓦の下には火山灰がてんこ盛り ~屋根の葺き戻し工事~
「大雨の時だけ雨漏れがする」とのご相談
これ、原因を調べるのに一苦労するご相談ですが、、
今回は天井の雨染みと築年数から推測されたのが、なんと!
屋根に大量に積もった火山灰!!!
え!?なんで!?
まずは、
【豆知識】
雨から家を守るのは屋根。
ですが、、、
屋根で防ぎきれなかった大雨は屋根の下に入ってきます。
しかし、その下に通常「ルーフィング」という防水シートが敷いてあるので
雨水はそのまま軒へと流れ外に排出してくれます。
だから、多少瓦が欠けていたりしても早々雨漏れはしないんです。
ですが今回のお宅のように瓦の下に火山灰が積もっていると、
流れ出るはずの雨水が逃げ場を失い
灰にしみ込んだ雨がジワリと天井に落ちてきていたんですね

施工前の屋根
ぱっと見そんなに痛んではいないようですが・・

瓦を剥がしてみると・・
灰がびっしり!!!

土のう袋15袋分を下しましたが、総重量は一体何キロあったんでしょうね💦
※ご想像にお任せします。

今回は既存の瓦の状態が良かったので、「葺き戻し」という工事をしました。
既存の瓦の汚れをきれいに落としながら、脇に重ねて置き、
下地を施工したらまた再利用するということです。

この緑色が「ルーフィング」
灰もなくなり、ルーフィングも新しくなったのでこれで安心です

瓦を元に戻して、一番上の部分「棟瓦」は撤去時に割れてしまうので
新しいものを取り付けて完成です!
瓦の葺き戻し工事はとても大変な作業ですが、
「葺き替え工事」より費用も抑えられて
資源も無駄にしないので環境とお財布に優しい工事です
